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株式交換


株式交換とは、主にグループ企業を形成する際や、グループ企業の再編などに用いられる手法です。




親会社となる企業が自社の株式を対価として、相手企業の株式と交換する手法です。

親会社となる企業は子会社となる企業の株式をすべて取得することで、相手企業を完全子会社とします。





1.株式移転との違い


株式移転=会社を新設(持ち株会社設立が主な目的)
株式交換=既存の企業間で行う(相手企業を完全子会社化することが目的)



関連用語⇒ 株式移転



2.吸収合併との違い


株式交換=相手企業を完全子会社化する(法人格の消滅なし
吸収合併=2つ以上の法人が統合により1つの法人になる




3.株式交換が行われる目的

@M&Aの手段として
A不利益をもたらす株主を排除するため
Bホールディングス化を目指すため





4.メリット

@買収資金が不要
A子会社も親会社の経営に参画可能
B買収後も別法人として存続できる
C少数株主から株式の吸い上げが可能



5.デメリット

@上場企業を買収した場合には株価下落の可能性がある
A買い手企業の株主に買収先企業の人間が加わり株主比率が変わる
B複雑な手続きを行う必要がある